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2005年05月10日
『911 IN PLANE SITE』を観て思ったこと
ある日、ずっと以前にお付き合いしていた女性から、「911 IN PLANE SITE」というビデオが送られてきた。もう何年も連絡がなかった人間から突然小包が届いたので、少々びっくりしながら封を開けると、そこにはビデオと近況が書かれた手紙が入っていて、手紙には、『同封したビデオには、「9.11」の真実が描かれているので、ぜひ見て欲しい』という趣旨の文章が添えられていた。
そのビデオとは、昨年7月17日に米国で発表されたドキュメンタリー映画で、今では日本語版も発売されているが、ぼくの元に送られてきたのは翻訳される前の英語版だった。この作品は、「9.11」とは何だったのか? それは本当にテロリストによって行われたのか?という疑問を、資料映像を交えて検証していくものだ。製作したのは米国のラジオ番組「The PowerHour」のホスト役を務めるデーヴ・ヴォンクライスト氏である。
彼は独自の調査で「9.11」について調査してきたのだが、調べれば調べる程、大手メディアの報道には嘘があると確証するようになった。そのためCNNやFOXニュースなどで一時期報道された問題映像の使用許可を取って作品を発表しようとするも、ことごとく断られ、しかたなく許可のないまま作品を発表した。
このビデオにおける問題の論点は、大きく分けて3つある。
一つは、ペンタゴン(国防総省)に衝突したとされるアメリカン航空77便(ボーイング757型機)について。
「旅客機」がペンタゴンに激突したとされる直後の写真には、なぜか建物の前の芝生に機体の残骸がほとんど見当たらない。客席やエンジン、胴体、そして乗客の遺体と荷物はどこに消えてしまったのだろうか。ペンタゴンの壁を貫通した時に残された穴は、わずか直径4.8メートルにすぎないとされている。ここにどうやって高さ13.2メートル、両尾翼の幅37.4メートル、長さ46.5メートルもの巨大な機体が入り込めたのだろうか。そもそもペンタゴンの外壁で崩壊した壁の幅は、19.5メートルにすぎない。ここに、37.4メートルの幅の機体が入り込むことが可能なのか。明らかにダメージを受けた範囲と旅客機の幅が一致しないのは誰が考えても不可解なものだ。しかも事件当日、ペンタゴンの北側にある監視カメラは「旅客機」が追突する瞬間を捉えていたとされているのに、その映像が公開されないのはなぜだろうか。
実はこれに対して、「ペンタゴンに衝突したのは旅客機ではなく、ミサイルか他の飛行物体である」という説が多くの識者をはじめ、各種インターネットサイトで流布されている。事実、ペンタゴンに激突したはずの機体の写真や映像は一切存在していない。
二つ目は、崩壊した世界貿易センタービルについて。
同ビルの北棟と南棟が崩落する前に、その付近で爆発があったという記者や救援にあたった関係者らの証言が多くある。またCNNの現場からの生中継の映像では、ビルの下から大きなきのこ雲があがっているのが映し出されている。しかしこの映像は一度放映されたきり、二度とCNNは放映していない。
そもそも飛行機の燃料による火災だけでビルのすべての鉄筋が溶け、あのように崩壊することが可能なのだろうか。そしてそれが、ビル解体用の爆薬を使った崩落の仕方にそっくりだったのはなぜか。また北棟と南棟の崩壊現場近くの世界貿易センター第7ビルが、飛行機が激突してもいないのに崩壊したのはなぜだろうか。
三つ目は、世界貿易センタービルに激突した二機の旅客機について。
激突直後、FOXニュースのレポーターが、ユナイテッド航空175便(ボーイング767型機)とされる機体について、「飛行機には窓がありませんでした。貨物機か何かでしょうか。空港では見たことがない機体でした」とコメントしている。激突したのは、本当に旅客機だったのか。また、証拠の映像を何度もいろいろなアングルから見てみると、同機の下に何かミサイルかタンクのようなものが積まれているのが映っている。これは、何なのか。
さらに事件の瞬間に立ち会った五人のカメラマンが別々に撮影したビデオ映像には、北棟と南棟からそれぞれ、機体が激突する直前に何かの爆発があったと見られる閃光を捉えられているのはなぜか。
確かにこのビデオ映像には、とても興味深いことが多く語られ、また映し出されている。それはぼくが事件以降ずっと疑問に思っていたことでもあった。「9.11」以降の米国国内における報道規制、あるいは個人の自由への弾圧は異常なものであることは、一部のニュース報道で伝えられてきたので、初めて「911 IN PLANE SITE」を見たときには、なるほど衝撃を受けたし、「9.11」とはブッシュ陣営による捏造であり、アフガニスタンとイラク攻撃の布石に過ぎなかったのか、とさえ思われた。
しかしこのビデオに対する内外の反論サイトを注意深く眺めていると、ビデオそのものが映像を加工し編集した捏造作品ではないのか?という疑問も沸いてくる。ただ現時点においてぼく個人では、そのどちらかが正しいとか正しくないとかまでは検証できていない。
ここで言えることは、映像というものの持つリアリティに、我々はいとも簡単に騙されてしまうということだ。大手メディアの映像を見れば、それが真実に見えてくるし、陰謀説に立った視点で作られたビデオを見れば、そちらの方が正しく見えてきてしまう。この時最も重要なことは、そのどちらをも俯瞰した目で見ることが出来るメディア・リテラシーを各自が鍛え上げなければならないということだろう。そしてそれは、現代人が緊急に求められている必須能力である。
投稿者 coboratory : 2005年05月10日 09:46