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2005年05月08日
『正しい保健体育』/みうらじゅん著

みうらじゅんは見紛うことなく天才である。
今年の1月に発売になるとすぐに、
中高生のバイブルと化したこの『正しい保健体育』を読むと、
みうらじゅんのあまねく天才ぶりが、ひしひしと伝わってくるのがわかる。
これは理論社から創刊されている「よりみちパンセ!」シリーズの一冊。
そう、ヤングアダルト向けの真面目な叢書(100%オレンジの装丁がどれもイイ)の一冊なのだ。
「地域社会が消えて学校と家庭以外での学び場を失った子どもたちに"リアルな知恵"を授ける」(編集担当・小宮山氏談)というのがコンセプト。
『正しい保健体育』は、みうらじゅんが先生となって、
学校では決して教えてくれない性の知識をたっぷりと、そんな子どもたちに教授する。
みうら先生曰く、
人生の二大テーゼとは、「やりてーぜ」と「いれてーぜ」のことである。
この二大テーゼさえあれば男は事足りると論破する。
かっこいい!
他にもみうら先生は、「自分塾」を開講せよ!とおっしゃる。
自分塾とは、
義務教育を補うために、恥ずかしい雑誌を買って自分で開講する塾のこと。自分塾でもっとも大切なのは、「触感」や「嗅覚」などの五感教育なのです (みうら先生談)
自分塾について、本文の中にはこうある。
「もうひとつ、あたりまえのことですが、小・中・高で男女交際は禁止です。国会でそう決まりました。たとえ女性に告白されても、「俺いま自分塾だから」と断らなくてはなりません。もちろんセックスは20歳からと、国会で決まっていることぐらいは知っていますよね。」
ああ、おいらは法律違反を犯していたのか〜(>_<)
また先生は「金動説」を唱える。
金動説とは、
先生は少年時代に睾丸を観察していて、「触っていないのに動いている」ことを発見しました。「地動説」に並ぶ重要な発見といえますが、とくに発表はしませんでした (みうら先生談)
先生の生き方、なんとも潔いっす。
「もともと男子は金玉に支配されています」という冒頭の一言からして、
この本が金科玉条とするものがわかるはずだ。
これは男子だけではなく、女子にも読んでもらいたいです。
本年度最高(現時点)の一冊ですよ(まじで)!!!
『正しい保健体育』/みうらじゅん著
理論社 ; 2005/01
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
みうら じゅん
1958年京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画誌「ガロ」でデビュー、以降、イラストレーターや漫画家としてだけではなく、エッセイスト、小説家、ミュージシャン、映画監督や音楽プロデューサーなど、ひとつのジャンルにおさまらない活動を展開しつづけている。その独自の着眼点からはさまざまな話題となる言葉が生まれ、一世を風靡した「マイブーム」は1997年度の日本流行語大賞を受賞した。
投稿者 coboratory : 2005年05月08日 17:09